ごあいさつ
NOBちゃんとあたくし
こんにちは。
Nektalwine代表NOBちゃんの友人、の麻子と申します。
あたくしはNOBちゃんと違い、酒飲みを仕事にしているわけではありませんが、そう思っている友人もいるかもしれません(そしてNOBちゃんの仕事が「酒飲み」なのかどうかは疑問が残りますが、そうとも言うと思います)。普段は真人間のフリをして編集の仕事をしておりまして、日が暮れれば(ときには真っ昼間からでも)美味しいものや酒の匂いのするところに出没。時間が許せばさまざまな国に場所を移して同じ行動に出る。
そんな暮らしをしているなかで、NOBちゃんと出会いました。出会うべくして出会ってしまったと言ったほうが正しいかもしれません。
あたくしが美味しいもの・美味しい酒の道に入り始めた頃(一応、20歳頃ということにしておきます)、貧乏旅行をともにし、酒食をともにする友人がおりました。その友人のご家族やご友人ももちろんそんな人種で、彼女の周りの人たちを巻き込んで、楽しく食卓を囲むのが当たり前になっていきました。
その友人の妹さんが、知る人ぞ知る、北スペインはバスク地方、サン・セバスチャンで「AKARI」というレストランを経営しているあかりさんです。あかりさんは、元々はイタリアン出身。イタリアで長く腕を磨いたのちに、サン・セバスチャンにある料理学校、Irizar(イリサール)で学びました。そこで同じく学んでいたのが、用賀のレストラン「LANBRoA(ランブロア)」の磯部シェフです。
磯部シェフといえばNOBちゃんの同僚、相棒とも言う、いや同志か、いやいやケンカ仲間とも呼べますかね、それとも運命共同体でしょうか。
こうして、友人、その妹さん、磯部シェフ、そしてNOBちゃんと繋がっていったのです。
あかりさんとお姉さんがイタリアに滞在していた頃、時を同じくしてあたくしはロンドンにおりました。
ロンドンといえば、パブ。パブといえば立ったままろくにツマミも食べずにビールを飲みまくるお腹の出たおっさん、というイメージではないかと思います。それはその通りでして、ビールがパブのメインの飲み物なのは間違いありません。
また、イギリスのみなさんはサイダーも大好き。サイダーというのは、スペインでいうところのシドラ、つまりりんごのお酒です。度数は5度くらいから10度を超えるものまであり、香りがよく口当たりがシュワッと軽快なので、油断しているといつの間にかベロベロに酔わせてくれる恐ろしい子です。イングランド各地で数えきれないほどの種類のサイダーが生産されていて、ロンドンでもその多くを楽しむことができます。

さらに、実はイギリス人のワインの消費量はなかなかのもの。スーパーでワインが占めるスペースはビールのそれを上回ることも。友人宅でのパーティーには、ワインを1、2本持っていくことが多いですし、どんな小さな町の角の店(イギリスではどこでも、そこかしこの角に新聞やお酒、ちょっとした野菜や惣菜などを売る店があります)にもワインがあります。

こうしてあたくしは、20代からビール、サイダー、ワインをガブガブとやっつけることとなり、とくにワインは、コツコツと好みの味を探していくようになりました。
当初、友人の影響で、「白ワインはイタリアだな」と思い込みまして、トータルで何百本飲んだかわかりません。しかしソムリエNOBちゃんと出会ってからは、その手腕にやられ、スペインワインに開眼!
再び毎年ロンドンに通うようになり、同時にサン・セバスチャンにも毎回訪れて、今度はスペインのワインやシドラを飲みまくるようになったのです。
日本にいるときには、LANBRoAで舌鼓を打ち、Nektalwineでワインを注文して、「ああ、スペインが足りないな」と感じたときに「スペイン感」を補充するようにしています。
今後も、あくまでも個人的な視点からではありますが、スペインワインのこと、シドラやチャコリのこと、それにあう食べ物のことやレストランのこと、そしてスペイン以外の国で飲んでみたワインのことも、ポツポツと語ってみたいと思います。
よろしくお願いします。
黒澤さんの著書